バリハイ武藤氏の呼びかけにより、私と共に行わせて頂きました。
第3回大会も9月12日に無事終了致しました。
何といっても恒例のお楽しみは、大会前日に行われる“前夜祭”。
これは今年も150名ものロングボーダーが集まったという魅力のあるイベントで、ロングボーダーにとって毎年楽しみな大会のひとつだと言えるでしょう。
さてコンテストの行方ですが、前日まで波のコンデションは膝~セット腰と、2ポイントを使ってのヒート消化が無理かと予想されていました。
が、大会当日、幸運にも腰~胸までサイズアップした波が打ち寄せ、オフショアの上に快晴の天候にも恵まれて最高のコンテスト日和となりました。
エントリー数も230名というロングボーダーが募り、午前7時スタートだった予定も6時30分に繰り上げて開催し、準決勝までの全てのヒートを2ポイントにて順調に消化することができました。
そして迎えた決勝。まずはレディースクラス、大阪からエントリーの村上綾子はオープニングウエーブでハイポイントを獲得。地元の浜・伊藤が食いつくが両者僅かに及ばず村上がスタートからの逃げ切りで2連覇を成し遂げる結果となり、4位には宮崎からエントリーの押川が入った。
続いて行われた年齢50歳以上のロイヤルクラスでは、地元の武藤恒志・九州の佐賀より進藤英司、そして湘南の鈴木兄弟という錚々たる往年のメンバーが顔を揃えている。
決勝では武藤恒志と鈴木正の一騎打ちとなり、両者3本共に見事なライディングでまとめていたが3対2で武藤がローカルの意地を見せて優勝を遂げる。
40代のマスタークラスでは地元のカルロス奥村・森昇が気合の入った動きを見ていたものの、今一つ決定打を放つ波に恵まれずの結果となった。
三重からエントリーの北川幸治も素晴らしい追い上げを見せるが2位、九州宮崎からのエントリー押川福繁がオープニングウエーブより飛ばし優勝を決めた。
その押川は夫婦揃っての入賞となる。
30代のシニアクラスでは好調な滑り出しを見せていた三重の鴻本太志が静岡の土屋三代治に対して中盤に痛恨のパドリングインターフェア。
この後、土屋にハイポイントをマークされ逆転優勝を持って行かれた。
一方、大阪の佐々木カツオがハイアベレージを3本まとめ、地元の鈴木俊介はハイポイントを1本獲得したもののほか2本のポイントが低い。
塩川伸一もハイアベレージのポイントで3本をまとめているが、その中の1本のアベレージが非常に高く優勝に輝く結果となる。
年齢に関係なくダブルエントリーも可能なオープンクラス。
ここでは地元の期待を背負う浜国康、浜松の城公彦、名古屋の長谷川将一、メンクラスで優勝の塩川伸一というファイナリストを迎えた。
いずれが優勝しても納得できるメンバーだが、1本目になにがなんでも勝ちたいパンダ浜がハイポイントを獲得し、そのまま2本目もグッドウエーブを掴んだ。
塩川も高得点を得て迫るが、城はいつものリズムに乗り切れずに3位、4位はハイアベレージが出せずの長谷川となる。
パンダ浜を塩川の一騎打ちは、残り3分で浜が掴んだ波でその様相は大きく方向づけられる。
カットバックから見事なノーズライディングを決める浜。このライディングで勝利の女神は浜に微笑んだ。
2位の塩川は唯一ダブル入賞を飾った選手であり、今年最も成長を遂げてきたロングボーダーだといえるだろう。今後とも期待できるロングボーダーのひとりだ。
そしてパンダ浜の奥さんの浜陽子もレディースで2位を収めており、本大会で2組の夫婦が入賞を果たしている。ロングボーダーならではのカラーが集約されていたコンテストだったといえる。
今大会に協力しているTeamBALIHIGHのメンバーはこの大会の為に3日前からビーチクリーンを行っていました。コンテストに来られた方はビーチがきれいな事に気が付かれたと思います。
また今年の8月3日に豊橋の寺沢海岸にて沖に流されてる中学生5人の救助に協力していた前沢光昭さんが救助の甲斐なく亡くなられました。
故人を偲び、大会を中断して大会関係者及び選手全員で黙祷をしました。
この様に海に携わる事の多い方の影の力の大きさに支えられてサーフィンが楽しくできることを個々が自覚していただきたいものです。
大会のすべてが終了したのは午後6時でした。
無事に大会を行うことができました。
最後に大会に協力してくれたサーファー諸君、地元住民の方々、ご協賛賜った各社の方々及びスタッフの面々に感謝します。来年も第4回を迎えられることを胸に本当にありがとうございました。
第3回大会も9月12日に無事終了致しました。
何といっても恒例のお楽しみは、大会前日に行われる“前夜祭”。
これは今年も150名ものロングボーダーが集まったという魅力のあるイベントで、ロングボーダーにとって毎年楽しみな大会のひとつだと言えるでしょう。
さてコンテストの行方ですが、前日まで波のコンデションは膝~セット腰と、2ポイントを使ってのヒート消化が無理かと予想されていました。
が、大会当日、幸運にも腰~胸までサイズアップした波が打ち寄せ、オフショアの上に快晴の天候にも恵まれて最高のコンテスト日和となりました。
エントリー数も230名というロングボーダーが募り、午前7時スタートだった予定も6時30分に繰り上げて開催し、準決勝までの全てのヒートを2ポイントにて順調に消化することができました。
そして迎えた決勝。まずはレディースクラス、大阪からエントリーの村上綾子はオープニングウエーブでハイポイントを獲得。地元の浜・伊藤が食いつくが両者僅かに及ばず村上がスタートからの逃げ切りで2連覇を成し遂げる結果となり、4位には宮崎からエントリーの押川が入った。
続いて行われた年齢50歳以上のロイヤルクラスでは、地元の武藤恒志・九州の佐賀より進藤英司、そして湘南の鈴木兄弟という錚々たる往年のメンバーが顔を揃えている。
決勝では武藤恒志と鈴木正の一騎打ちとなり、両者3本共に見事なライディングでまとめていたが3対2で武藤がローカルの意地を見せて優勝を遂げる。
40代のマスタークラスでは地元のカルロス奥村・森昇が気合の入った動きを見ていたものの、今一つ決定打を放つ波に恵まれずの結果となった。
三重からエントリーの北川幸治も素晴らしい追い上げを見せるが2位、九州宮崎からのエントリー押川福繁がオープニングウエーブより飛ばし優勝を決めた。
その押川は夫婦揃っての入賞となる。
30代のシニアクラスでは好調な滑り出しを見せていた三重の鴻本太志が静岡の土屋三代治に対して中盤に痛恨のパドリングインターフェア。
この後、土屋にハイポイントをマークされ逆転優勝を持って行かれた。
一方、大阪の佐々木カツオがハイアベレージを3本まとめ、地元の鈴木俊介はハイポイントを1本獲得したもののほか2本のポイントが低い。
塩川伸一もハイアベレージのポイントで3本をまとめているが、その中の1本のアベレージが非常に高く優勝に輝く結果となる。
年齢に関係なくダブルエントリーも可能なオープンクラス。
ここでは地元の期待を背負う浜国康、浜松の城公彦、名古屋の長谷川将一、メンクラスで優勝の塩川伸一というファイナリストを迎えた。
いずれが優勝しても納得できるメンバーだが、1本目になにがなんでも勝ちたいパンダ浜がハイポイントを獲得し、そのまま2本目もグッドウエーブを掴んだ。
塩川も高得点を得て迫るが、城はいつものリズムに乗り切れずに3位、4位はハイアベレージが出せずの長谷川となる。
パンダ浜を塩川の一騎打ちは、残り3分で浜が掴んだ波でその様相は大きく方向づけられる。
カットバックから見事なノーズライディングを決める浜。このライディングで勝利の女神は浜に微笑んだ。
2位の塩川は唯一ダブル入賞を飾った選手であり、今年最も成長を遂げてきたロングボーダーだといえるだろう。今後とも期待できるロングボーダーのひとりだ。
そしてパンダ浜の奥さんの浜陽子もレディースで2位を収めており、本大会で2組の夫婦が入賞を果たしている。ロングボーダーならではのカラーが集約されていたコンテストだったといえる。
今大会に協力しているTeamBALIHIGHのメンバーはこの大会の為に3日前からビーチクリーンを行っていました。コンテストに来られた方はビーチがきれいな事に気が付かれたと思います。
また今年の8月3日に豊橋の寺沢海岸にて沖に流されてる中学生5人の救助に協力していた前沢光昭さんが救助の甲斐なく亡くなられました。
故人を偲び、大会を中断して大会関係者及び選手全員で黙祷をしました。
この様に海に携わる事の多い方の影の力の大きさに支えられてサーフィンが楽しくできることを個々が自覚していただきたいものです。
大会のすべてが終了したのは午後6時でした。
無事に大会を行うことができました。
最後に大会に協力してくれたサーファー諸君、地元住民の方々、ご協賛賜った各社の方々及びスタッフの面々に感謝します。来年も第4回を迎えられることを胸に本当にありがとうございました。
「SWS」サウスVol,13 1999.DEC/2000.JAN 掲載